【浚渫見学会】ポンプとグラブ浚渫船の「違い」実験に白熱! 日和山小4年生が本間組の新潟港現場で学ぶ | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

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【浚渫見学会】ポンプとグラブ浚渫船の「違い」実験に白熱! 日和山小4年生が本間組の新潟港現場で学ぶ

 北陸地方整備局新潟港湾・空港整備事務所が進める新潟港(西港地区)航路泊地浚渫工事(その2)で、施工者の本間組が地元小学生を対象とした現場見学会を開いた。開港5港の1つで150周年を迎える新潟港の歴史をひも解きながら、船舶の円滑な航行に寄与する浚渫工事の目的などを紹介し、社会資本整備と建設業の重要性を伝えた。
 今回は新潟市立日和山小学校の4年生約50人が対象。会場は本間組新潟工事事務所で、児童数に合わせて、午前と午後の2部制とした。
 開講式の後、同社土木事業本部土木部工事課の鈴木敦子主任が新潟港、信濃川の成り立ち、港湾浚渫の意義を解説した。
 続いて、丸山孝司担当課長らがUAV(無人航空機)で撮影した動画を交え、工事概要を説明。実際の現場で稼働している、ポンプ浚渫船「第五越後」が「24時間態勢で取り除いた土砂を約4㎞先の入船土砂処分場に運んでいる」と紹介した。6000馬力のエンジン、1時間当たり約7600m3に達する最大揚水量などを付け加えると、児童の関心はさらに高まっていた。
 また、ポンプ浚渫船とグラブ浚渫船の違いを体験するため、それぞれの模型を使った実験を行った=写真。子どもたちは掃除機とクレーンゲーム機を連想したのか、われ先に水槽の中の土砂を運び出そうと白熱。土砂運搬の速さを競い合いながらも、それぞれのメリット、デメリットをノートに書き留めていた。荒天のため、第五越後への乗船は中止し、沿岸などから外観を見学した。

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