【現場の逸品】遮熱性が約2度アップ! 遮熱材練込んだヘルメット販売へ | 建設通信新聞Digital

5月19日 日曜日

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【現場の逸品】遮熱性が約2度アップ! 遮熱材練込んだヘルメット販売へ

さまざまな形のヘルメットに加工が可能

 谷沢製作所は、高い遮熱効果をもつポリカーボネート製ヘルメットの販売に乗り出す。遮熱塗料を表面に塗った従来型と違い、遮熱材料を帽体の樹脂に練り込む加工を採用し、従来品に比べ遮熱性が約2度アップした。
 遮熱加工のヘルメットは、太陽光線を帽体表面で反射拡散させ、帽体内部の温度上昇を抑える加工により、夏場の直射日光下での作業に大きな効果があり、有効な熱中症対策として採用が進んでいる。
 電気設備工事での使用率が高いポリカーボネート製は遮熱材が灰色であるため、白色のヘルメットを作ることが難しく、塗装で白色を付けていたためコストも割高だった。メーカーとの共同研究で遮熱材料の練り込みに成功し、価格抑制にも道筋を付けた。
 同社は、初年度に5万個の販売を見込む。従来のヘルメットとの価格差は1000-1500円ほど安くなるという。

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