【働きかた】育児も仕事も息切れしないように! 第6合庁PFIに臨む近畿地整営繕部・高木京子さん | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【働きかた】育児も仕事も息切れしないように! 第6合庁PFIに臨む近畿地整営繕部・高木京子さん

近畿地方整備局営繕部整備課営繕設計審査官 高木京子さん

 近畿地方整備局営繕部がPFIを導入する大阪第6地方合同庁舎(仮称)整備事業で設計の総括担当を任されている。「PFI事業として事業者とのかかわり方が違うことや、入居官署に近畿地方整備局が含まれていることなど、これまでに経験したことはないが、非常にやりがいのある業務である。気負わず、やれることをしたい」と自然体で業務に臨む。
 第6合庁については「防災拠点として重要な役割を果たす施設」と認識しており、「地域や周辺施設との連携に配慮したい」と語る。
 現在は、小学1年生と年少組の娘さんの母親として育児にも奮闘中だが、良い意味で仕事も家庭も頑張りすぎないよう努めている。「母親が倒れたら家庭が成立しなくなることを肝に銘じ、息切れしていないか、自分に問いかけるようにしている」と言う。
 職場環境については「先輩方の時代に比べ、女性が仕事を続けやすくなっているが、社会の意識も含めまだ改善の余地はあるかもしれない」とし、今後、業界に入ってくる後輩女性に向けて「仕事と家庭の両立は大変でもなんとかなってきた。大丈夫ですよ」とエールを送る。

 (たかぎ・きょうこ)阪大工学部建築工学科卒後、2001年4月建設省(現国土交通省)入省。大臣官房官庁営繕部などを経て09年4月から近畿地方整備局勤務、17年4月から整備課営繕設計審査官。趣味は伝統的建造物保存地区めぐりで「全国制覇を目指したい」とか。修道者・渡辺和子の言葉「置かれた場所で咲きなさい」に感銘。神戸市出身。

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