【平城宮跡歴史公園】朱雀門ひろばが完成! 奈良時代を今に感じる空間に | 建設通信新聞Digital

5月1日 水曜日

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【平城宮跡歴史公園】朱雀門ひろばが完成! 奈良時代を今に感じる空間に

 近畿地方整備局国営飛鳥歴史公園事務所と奈良県が奈良市で整備を進めてきた平城宮跡歴史公園の朱雀門ひろばが完成し、開園した。古都奈良の歴史的・文化的景観に配慮し、「奈良時代を今に感じる空間」を創出している。24日に現地で開園式典が開かれ、来賓ら300人が出席、式典後、一般開放し開園記念イベントを実施した。
 式典では、簗和生国土交通大臣政務官が「多くの皆さんのご尽力で施設を開園することができ敬意を表すとともに感謝している。開園を契機に、平城宮跡を保存しながら、より一層の観光振興と地域の活性化に努めていきたい」と式辞を述べた。
 続いて、荒井省吾奈良県知事があいさつし、小林茂樹衆院議員、奥野信亮衆院議員、佐藤啓参院議員、新妻秀規文部科学大臣政務官、岩田国夫奈良県議会議長、仲川げん奈良市長が祝辞を寄せた。祝電披露、イメージソング発表、事業経過報告の後、関係者らによるテープカットとくす玉開披が行われた=写真。

往時の平城宮を彷彿させる空間を創出

 平城宮跡は、奈良時代の政治・文化の中心として多くの重要な遺構が確認されており、1951年に特別史跡に指定され、98年には世界遺産に登録されている。今回、国営公園(約122ha)および県営公園(10ha)のうち、両公園計3.1haに同公園の正面玄関となる広場および施設を整備した。中央の朱雀大路を軸として東側に国の展示施設となる平城いざない館、西側に県の交流や物販、観光案内施設となる天平うまし館、天平つどい館、天平みつき館を配置している。

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