このデザイン・コンペは、オリンピック・パラリンピックが24年にパリ市で開催されるのを機に、エッフェル塔とトロカデロガーデン庭園、シャン・ド・マルス、遊歩道などを一体化して、他の市内地域とも人や車、情報が円滑に行き来できるように計画された。
パリ市は現在、観光事業の促進に加えてオリンピック・パラリンピック開催に向けたアクセスの問題解消を目指して、障害耐性が高く、人やモノを受け入れやすく、環境に配慮した都市づくりを進めている。
このコンペで世界の建築家や建設業からアイデアを募集し、訪れる人々のニーズに応えられる環境を実現することが期待されている。
今回の技術協力の一環として同社は、現在のエッフェル塔周辺のデジタル3Dモデルを作成し、4月末に選出されるデザイン案を誰でも見られるように支援する。プロジェクトの3Dモデルを作成することで、パリ市とプロジェクトの関係チームは、提出されたデザイン案を3Dで見ながら意図を理解、評価することができるようになり、設計から施工までのプロセス全体で効果的なコラボレーションができる。