【展示するのは効率化】トヨタ自動織機が吹田市に体験型ショールーム 竹中が設計施工 | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

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【展示するのは効率化】トヨタ自動織機が吹田市に体験型ショールーム 竹中が設計施工

 竹中工務店が設計施工した豊田自動織機のトヨタL&Fカスタマーズセンター大阪(大阪府吹田市)がグランドオープンした=写真。製造業や物流業向けの体験型ショールームで、現場での自動化や効率化を提案する施設として東京、愛知に続いて3拠点目となる。手薄だった西日本に拡大し、顧客へ積極的にアピールする。初年度は約7000人の来場を目標としている。
 施設規模はS造4階建て延べ8008㎡。展示室が各階に1室ずつあり、1階の物流施設向けには入荷から出荷までの自動化された物流システムを展示し、2階は製造業向けの人と機械の調和をイメージした。部品の組み付け指示もモニターに表示され、作業員の負担を軽減している。3階ではトヨタ生産方式と4S(整理・整頓・清掃・清潔)を生かした改善活動など自動化以外の効率化を提案する。
 2日に開かれた見学会で豊田自動織機の大西敏文専務役員は「核となるのは効率化を届けること。Eコマース(電子商取引)などの影響で拡大する物流需要に対応する」と述べた。
 同センターは、竹中工務店が設計、施工は竹中工務店・エスケイエムJVが担当した。2017年6月に工事に着手し、18年3月に竣工した。