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【日本構造家倶楽部】アトリエ系構造家に「日本構造デザイン賞」授与 独自性、真摯な姿勢たたえる

最終更新 | 2019/09/06 15:31

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 日本構造家倶楽部(中田捷夫会長)は8月30日、東京都品川区の東京デザインセンターガレリアホールで第14回日本構造デザイン賞の授賞式・記念講演会を開いた。記念講演会では、デザイン賞に輝いた原田公明氏(日建設計)、与那嶺仁志氏(Arup)、構造デザインの発展への功績に贈られる松井源吾特別賞を受賞した君島昭男氏(元日本鋳造)が、過去に手掛けた作品に込めた思いやコンセプトを織り交ぜながら、構造デザインの醍醐味、魅力を発信した。

選考委員と受賞者ら

 冒頭、あいさつした中田会長は、「構造技術者を顕彰するJSCA賞は、組織事務所の規模の大きいものに若干軸足が偏っている。もっと自由に設計しているアトリエ系の構造家に贈る賞がなかったので、有志で立ち上げた」と創設の経緯を振り返った上で、「来年も再来年も顕彰していきたいので、どんどん応募してほしい」と呼びかけた。
 また、5月に他界した建築構造家の川口衞氏については、「われわれの時代のリーダーであり、大変残念に思っている」と偲んだ。
 今回の応募者数は9人だった。「さまざまな素材を活かした構造デザイン」で受賞した原田氏は多くの実績があり、代表作のコウヅキキャピタルウエスト(大阪市)、立教大学新座キャンパス新教室棟(埼玉県新座市)、武蔵野大学武蔵野キャンパス第一体育館(東京都西東京市)の技術的な独自性と、作品に対する優れた貢献度が高く評価された。

コウヅキキャピタルウエスト

原田氏

 「道の駅ましこ」で栄誉に輝いた与那嶺氏は、設計・監理を通じた周到な検討と真摯(しんし)な取り組み姿勢が作品に反映されていることに加え、これまでの実績についても十分授賞に値することが受賞につながった。

道の駅ましこ

与那嶺氏

 君島氏は、大阪万博EXPOタワー(大阪府吹田市)、水戸芸術館展望塔(水戸市)などでの「鋳鋼による建築および構造デザインへの貢献」が認められた。

大阪万博EXPOタワー

君島氏

 選考委員長を務めた金田勝徳氏の総評後、選考委員の高橋晶子氏、竹内徹氏、桝田洋子氏、多田脩二氏が選評した。高橋氏は、「君島氏は多くの建築家と協働しているという話を聞くたびに力をもらっていた。受賞は個人的にもうれしい。道の駅ましこは現地に行くとすごくすがすがしい明快さが伝わってきた」と述べた。
 竹内氏は「応募作品はみんな力作だった。今回は実績的なものに注目した。引き続き、懲りずに応募してほしい」と呼びかけた。
 桝田氏は、「原田氏は引き出しが多く、間口が広い構造家だと思った。惜しくも受賞から漏れた方がたもぜひ来年チャレンジしてほしい」と述べた。多田氏は、「原田氏は大空間から小規模まで規模を問わずさまざまな設計をし、パーソナルな一面も反映されている。与那嶺氏は風景と建物が調和し、本当に素晴らしい建築だということを現地で感じた」と講評した。
 松井源吾特別賞について選評した竹内氏は「1個1個トライアンドエラーでつくり込み、職人技でつくってきた功績が構造デザインに寄与するところは大きいということで意見が一致した」と振り返った。
 記念講演会で原田氏は過去に手掛けた作品を振り返りながら、構造的な特徴やデザインに込めた意図などを説明。「組織の垣根を越えて缶詰めになって設計した」という、さいたまスーパーアリーナについては、「二度とできないと思わせる難しい構造だったが、みんなで知恵を絞れば不可能はないという体験ができた」と、かけがえのない時間に感謝した。その上で、受賞を励みに構造家の役割、意義、構造設計の楽しさを「若者に伝えていきたい」と力を込めた。
 与那嶺氏は、「Arupの中ではこの賞が1つの目標になっているという雰囲気があり、今回の受賞は大変うれしい」と笑顔を見せた。道の駅ましこについては、「この土地でしかできない建築、構造を目指した」という。最初のコンセプトをいかにシステム、ディテールで実現するかにこだわり、地域ネットワークを生かした調達・加工・施工によって自然とたたずむ建築を具現化した。「チームメンバー、いままでお世話になった先生方の助言に加え、施工者の熊谷組が要求に対応してくれて助かった。設計者、施工者が一体となったチームプレーが良い建物をつくる」と受賞の喜びを噛み締めた。
 君島氏は、鋳鋼の部材が使われている建築物について説明した上で、「構造材の一部として使う場合は形だけでなく強度が重要になるため、設計者の要望どおりにつくれないこともある。一番気を付けなければならないのは縮みが大きいこと。変形もどうしても出てくる」と、収縮や角部のひび割れなど鋳鋼品の製造過程での注意点などを解説した。

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