【三菱地所ら】総事業費約361億/バンコク複合ビル11.6万平米、グランドオープン | 建設通信新聞Digital

5月4日 土曜日

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【三菱地所ら】総事業費約361億/バンコク複合ビル11.6万平米、グランドオープン

OneCityCentreの外観(RML 548 Company Limited)

 三菱地所が、タイの大手デベロッパー「RML社」と共同でバンコクに建設した大規模複合オフィスビル「One City Centre」がグランドオープンした。同国内最高層となる高さ276mで、総事業費は約361億円。

 施設規模は、地下4階地上61階建て延べ11万6000㎡で、貸付面積5万7000㎡のオフィスと4000㎡の飲食・小売店舗で構成する。設計デザインは、Design 103 InternationalとSkidmore、Owing&Merrill(Thailand)、施工はBouygues-Thaiが担当した。2019年2月に着工し、23年3月に竣工した。環境認証の「LEED」でゴールドを取得したほか、利用者の健康性を評価する「Fitwell Certificate」も取得した。

 三菱地所グループ初のタイ・バンコクでの「グレードA+オフィス」の開発で、セントラル・ルンピニエリアの主要駅「プルンチット駅」に直結している。高層階への輸送効率を考慮して37階にスカイロビーを設けたほか、敷地内と低層階には広場空間や商業施設を整備した。オフィスでは、共用部分にコワーキングスペースや貸付会議室を設けた。アンカーテナントとして、ボストンコンサルティング、BNPパリバ、CBRE、アマデウス、丸紅の現地法人が名を連ね、日系企業では三菱重工業、三菱パワー、コクヨなどの現地法人が入居した。

 

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