土木学会関東支部新潟会と日本建設業連合会北陸支部は28日、小学4-6年生とその保護者を対象とした親子見学会を開いた。参加者は新潟県内を代表する公共土木工事の現場で最新の施工技術、建機などに触れ、社会資本の役割、ものづくりの魅力を体感していた。
JR新潟駅から出発した参加者38人は最初に、朝日温海道路1号トンネル工事(発注者・北陸地方整備局)を訪れた。施工者(鹿島・福田組JV)の三澤広典所長(鹿島)から技術的な説明を受けながら、坑内を見て回った。
掘削距離は延長1007mのうち、約360mまで達している(28日現在)。
続いて、一行は県内最大級の土工量(約60万m3)を誇る松岡ため池建設工事(発注者・北陸農政局)を見学した。
施工者である大成建設の市野瀬恵二作業所長が概要などについて説明した後、当該工事で導入しているさまざまなICT建機を試乗。バケット容量3m3のバックホウ、40tダンプトラックには子どもたちの注目が集まった。また、UAV(無人航空機)も運行し、保護者も大きな関心を寄せていた。
26日に実施した親子見学会(長岡班)は、国道289号(八十里越)と道の駅漢学の里しただ、長岡除雪ステーションを対象とした。