建築家・藤村龍至氏(RFA主宰、東京芸大准教授)の個展「ちのかたち-建築的思考のプロトタイプとその応用」が東京都港区のTOTOギャラリー・間で始まった。会期は9月30日まで。
会場はルームTL(タイムライン)、ルームMA(マルシェ)、ルームDS(ディスクリート・スペース)の3部構成で、15件のプロジェクトで実際に使われた300以上の模型や施工風景を含めたタイムラプス画像など、かたちを生み出すプロセスを紹介している。
ルームTLは、これまで手掛けた中から15作品を紹介。個々の作品の設計プロセスにおいて知識を形態に転換し、形態に転換された知識を見て得た新しい知識を基に次の形態を得るというサイクルが反復される様子を模型で紹介している。
ルームマルシェは、シティーマネジメントに携わる中で見えてきたニュータウンが抱える社会的課題を活性化させるための「離散空間家具T」と「離散空間家具H」を展示。
ルームDSは、「これからの現代の公共空間がいかなる構造をとりうるか」という根源的な問いにこたえる空間モデルとして、持続可能性と切断可能性が共存する離散空間をデジタルファブリケーションで制作。また、深層学習からイスのかたちの生成を試みた「Deep Learning Chair」も展示されている。午前11時から午後6時まで(毎週月曜と8月11-15日は休館)。入場は無料。
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【藤村龍至展】「ちのかたち-建築的思考のプロトタイプとその応用」 ギャラリー・間で9/30まで
[ 2018-08-25 ]