【本】国交省書店ランキング1位! 中部地方整備局・望月氏の一冊『お迎えに上がりました。国土交通省国土政策局幽冥推進課』 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【本】国交省書店ランキング1位! 中部地方整備局・望月氏の一冊『お迎えに上がりました。国土交通省国土政策局幽冥推進課』

『お迎えに上がりました。国土交通省国土政策局幽冥推進課』竹林 七草著(集英社文庫、520円+税)
 「おすすめの一冊」の推薦という原稿依頼をいただき、夏休みの宿題を与えられたような気分になり、軽く承諾したものの……(困った)。
 東京での通勤電車内では、左手にはいつもスマホでゲームが定番、ここ数年本を読んだ記憶がなかったからです。早速書店に足を運んだところ、手書きPOPを見た瞬間「あっ」。
 国土交通省書店でランキング1位になった本、『お迎えに上がりました。国土交通省国土政策局幽冥推進課』。数カ月前に1冊だけ読んでいました。前職の国土交通省国土政策局総務課在籍時、職場でも話題になり読んだ次第です。昼休み時間で読み終わってすっかり忘れていました。
 国土交通省国土政策局幽冥推進課に、霊とコミュニケーションがとれることで臨時職員として採用されたヒロインが、妖怪である上司たちと国土交通省所管の公共事業現場に出没する地縛霊を成仏させるというものがたりで、コメディー的な話でありながら涙する場面もありで、最後には、ヒロインが壁にぶつかりながらも何とか彼らを幽冥界に送り届ける物語。
 物語に悪人は誰も登場しないし、国土交通省も悪く書かれることもなく、ハッピーエンドで読み終わった後は、スッキリ爽快な気分になりました。
(中部地方整備局広報広聴対策官 望月雅彦)

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