【日建協の出前講座】ゼネコン若手社員の1日紹介 4大学32人が建設業の現状学ぶ | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【日建協の出前講座】ゼネコン若手社員の1日紹介 4大学32人が建設業の現状学ぶ

 日本建設産業職員労働組合協議会(久保田俊平議長)は8月30日、2018年度の大学への出前講座をスタートした。初回は静岡県富士宮市の富士教育訓練センターで、建築施工管理実習を学ぶ4大学32人が受講し、建設業の現状や社会的役割などを学んだ。
 講座では日本建設業連合会の永山貴一広報部長が建設業の実情や女性活躍、働き方改革の取り組みなどを説明したほか、日建協の大森一真政策企画局次長が日建協の役割や業界団体と協力した取り組みなどを講義した。
 また、佐藤工業職員組合の山口宜久氏が自身の経験や若手社員の1日などを交えてゼネコンの魅力を伝えた。山口氏は「建設業は裾野が広く、選択する分野も多い。これほど自分の足跡を残せる仕事はない」と呼び掛けた。学生からは「施工管理者と職人は仲がいいのか」などの質問も寄せられた。
 日建協は06年から全国の大学で出前講座を実施しており、これまでに9大学の約4700人の学生が受講した。ことしは今回の講座を含め7回の出前講座を開講する予定だ。
 日建協の橋本晃秀政策企画局長は「労働環境改善が進む現在の建設産業を正しく伝え、知ってもらい、1人でも多く入職希望者が増えることを期待したい。就職した学生がイメージしていた労働環境とのギャップで離職することを防止できるような取り組みとしても続けたい」と話した。
 30日の講座を除く今年度の出前講座開催予定日と対象大学は次のとおり(カッコ内は開催場所)。
 ▽10月5日=立命館大理工学部(滋賀県草津市)▽同15日=大阪産業大工学部(大阪府大東市)▽11月9日=東京都市大(東京都世田谷区)▽同30日=東洋大理工学部(埼玉県川越市)▽12月4日=法政大(東京都千代田区)▽19年1月16日=ものつくり大学(埼玉県行田市)。

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