【担い手】魅力から知る機会あれば 東北建設業青年会が東北工大生と意見交換 | 建設通信新聞Digital

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【担い手】魅力から知る機会あれば 東北建設業青年会が東北工大生と意見交換

 東北建設業青年会(佐々木信行会長)は11月29日、仙台市内の宮城県建設産業会館で東北工業大学の学生と意見交換会を開いた=写真。学生からは「大半の若者は建設業に対して良いイメージも悪いイメージも持っていないと思う。もっと建設業を知る機会を増やしてほしい」「ICTやドローンを使えば安全で作業も正確になり、世間からもスマートに見られる」などの意見が寄せられた。
 会合には佐々木会長を始めとする同会役員11人、東北工大工学部都市マネジメント学科の3年生10人、中山正与学科長・教授らが出席した。
 冒頭、佐々木会長は「われわれは、地域を守るために頑張っている建設会社だ。建設業に理解を深めてもらうとともに、若い皆さんの意見を聞いて魅力や夢を持って業界に入ってもらえるようにしていきたい」とあいさつした。
 学生からは「東日本大震災からの復興後や、東京五輪後にも工事はあるか」「休暇は取れるか」「地方の建設企業の求人はあるか」などの質問があった。
 青年会側は「われわれが生活を営む上で建設業は欠かせない。メンテナンスを含め、仕事はなくならない」「建設業界全体で週休2日にしようという流れになっている。有給休暇などもあるので安心してほしい」「求人は多いが、応募が少ないのが現状だ。どの会社も若い人材をほしがっている」と回答した。
 また、学生から「高校の授業で建設業を知るカリキュラムがあればいい」「ICTやドローンは画期的であり、操縦してみたいと思う」「土木の仕事は格好が良いと思っている。10代の若者に土木の魅力を教える機会があれば良い」などの意見が出された。

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