【宮城県・大島架橋】いよいよ本体架設へ! 3/26に陸海両方からの見学会を開催(無料) | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

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【宮城県・大島架橋】いよいよ本体架設へ! 3/26に陸海両方からの見学会を開催(無料)


中央径間(左)とクレーン船・富士(右)


 宮城県が、県道大島浪板線大島架橋事業の一環として整備を進めている気仙沼市の本土と離島・大島を結ぶ大島架橋の本体架設工事が4日から開始される。大型クレーン船を使って本土側のアーチリブから着手し、26日の中央径間の架設まで5回に分けて施工する。あわせて中央径間架設日には、バスによる陸上と観光船を利用した海上からの見学会をそれぞれ開く。
 大島架橋事業では、メインの橋梁本体工事のほか、本土側と大島側にあわせて5カ所のトンネルと1カ所の橋梁新設や現道改良などを行う総延長約8㎞の道路整備事業となる。
 大島架橋の概要は、鋼中路アーチ橋で長さ356m、アーチ支間長は297mで、完成すれば東日本のアーチ支間長で最長となる。
 2013年9月に橋台と橋脚各2基の施工に着手した。上部工は、中央径間・補剛桁・アーチリブの3種類5基で構成し、下部工に並行して津市の工場で桁製作を進め、現在は気仙沼港の朝日埠頭で中央径間の地組作業を行っている。
 4日からアーチリブと補剛桁を両側径間にそれぞれ設置し、最後に中央径間を3000t級起重機船でつり上げ・曳航し、架設する。JFEエンジニアリング・橋本店・東日本コンクリートJV、設計は大日本コンサルタントが担当。
 見学会は、午前5時30分から、バスコースが4回、乗船コース2回の計6回に分けて行う。定員は計約1200人。参加費は無料。問い合わせは県気仙沼土木事務所大島架橋建設班・電話0226-24-2537。
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