【現場最前線】40m横断、5時間で設置! 川崎町田線横断橋桁を送り出し架設 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【現場最前線】40m横断、5時間で設置! 川崎町田線横断橋桁を送り出し架設

ユニットキャリアを使用した

 横浜市道路局は13、14の両日、県道川崎町田線東方町交差点付近を夜間通行止めにして、高速道路「横浜環状北西線」の橋桁を架設した。前後左右に自走、旋回できる台車のユニットキャリアを使用した「送り出し架設工法」を採用した。約5時間で2回に分けて川崎町田線の約40mを横断し、内回り橋桁を設置した。20日には外回り橋桁の架設を予定している。
 同工事は高速横浜環状北西線整備事業の一環として、鋼7径間連続細幅箱桁を製作・架設する。施工は宮地エンジニアリング・古河産機システムズJV(西田正人所長)が担当している。
 交差部の架設に当たっては、工事敷地内でベントの仮設足場を使って橋桁を組み立てる。つくられた橋桁はベント設備から2台のユニットキャリアに受け替えて、通行止めした県道川崎町田線を横断しながら所定の位置まで移動した。設置後はユニットキャリアで受けていた橋桁を降ろし、橋台と橋脚の上に設置する。ユニットキャリア搬出、桁位置調整・最終降下、後片付けの後、通行止めを解除した。
 同北西線は、横浜市と首都高速道路が事業主体となって、東名高速道路の横浜青葉ICと第三京浜道路の港北ICを結ぶ延長約7.1㎞の自動車専用道路。完成後は横浜環状北線と一体となり、東名高速道路から横浜港までが直結し、横浜市北西部と横浜都心・湾岸エリアとの連絡強化などが図られる。

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