【三宮クロススクエア】神戸を象徴する駅前空間に! 6つの駅を1つの「えき」に | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【三宮クロススクエア】神戸を象徴する駅前空間に! 6つの駅を1つの「えき」に

 神戸市は、神戸三宮「えき=まち空間」基本計画を策定した。3段階の事業ステップを経て人と公共交通を優先する歩行者優先空間「三宮クロススクエア」を整備し、これを核とする神戸の象徴となる新たな駅前空間を創出する。

基本計画

 対象はJR「三ノ宮駅」、阪急電鉄「三宮駅」、阪神電鉄「神戸三宮駅」、地下鉄西神・山手線「三宮駅」、同湾岸線「三宮・花時計前駅」、ポートライナー「三宮駅」があるエリア。
 基本計画では、目標像として(1)6つの駅が1つの大きな「えき」となるような空間(2)「えき」と「まち」が行き来しやすく、より便利で回遊性を高める空間(3)美しき港町・神戸の玄関口にふさわしい象徴となる空間--を掲げている。
 各駅の改札口からの乗り換え動線を分かりやすく、移動しやすくして駅と駅をつなぎ、三宮交差点を中心とした地上エリアを段階的に歩行者優先空間(三宮クロススクエア)に転換し、道路で分断されている駅とまちをつなぐ。
 さらに三宮交差点を囲む4街区の民間開発が互いに向き合うデザインとすることで神戸の玄関口にふさわしい空間を創出する。
 えき=まち空間の実現に向けては、多様な関係者の協働で公共空間の利活用、管理運営を行うエリアマネジメントに取り組む。
 三宮クロススクエアの整備は、第1段階の25年ごろに東側の車線を減少させ、第2段階の30年ごろに東側を完成(歩行者空間化)させ、第3段階で一気に全体を完成させる手順で進める。
 また、クロススクエア東側は「にぎわいゾーン」、西側は「うるおいと集いゾーン」、北側は「山を感じる自然ゾーン」、南側は「海へつながる環境ゾーン」と位置付けている。
 えき=まち空間は、各鉄道駅のエレベーターやエスカレーターなどを整備し、デッキ・地上・地下の3層ネットワークを強化して移動性を高めた歩行者中心の空間とする。

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