【戸田建設】災害時にも医療業務が継続可能 安心・安全・高機能な免震病院の実現システムの提案 | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【戸田建設】災害時にも医療業務が継続可能 安心・安全・高機能な免震病院の実現システムの提案

 戸田建設は、安心・安全な高機能免震病院「SSS HOSPITAL」(スリーエスホスピタル)を提案する。地域の中核病院が災害時にも医療業務を継続できる高機能免震病院をリーズナブルなコストで実現するシステムで、病棟のプランとして一般病院と精神科病院を想定した2種類の基本パッケージを用意した。今後、SSS HOSPITALを積極的に展開し、災害時の医療業務の継続性向上に貢献していく方針だ。

SSS HOSPITALの3つのポイント

 SSSは、「SEISMIC ISOLATED」(免震)、「SECURE」(安全)、「STATE OF THE ART」(最先端)の頭文字から取った。
 SSS HOSPITALを採用するメリットとして、レイアウトの自由度が高い柱配置を実現する。免震構造として、経済性にも優れた独自技術である「TO-HIS工法」(戸田式免震工法)と「TO-RCS構法」(戸田式複合構法)を採用することで、12mの柱スパンを実現できる。一般的な耐震構造と比べて、柱の本数を大幅に削減することで、計画の自由度が向上する。
 TO-HIS工法は、独自開発した「弾性すべり支承」と、積層ゴムとオイルダンパーを組み合わせた免震システム。小さな揺れは積層ゴムの変形とオイルダンパーによる減衰が吸収するが、大きな地震の際には、弾性すべり支承のすべり材がステンレス製すべり板の上を滑らかに滑ることで地震力を吸収するため、高層建築に限らず中規模の軽量な建築物でも長周期化が可能になり、揺れを大幅に低減する。
 TO-RCS構法は、圧縮力に強いRC部材を柱に、軽量で曲げやせん断に優れるS部材を梁に使う工法。材料を適材適所に使うことで、ロングスパン化を容易に図ることができ、高い生産性と経済性を実現する。

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