【建設技能労働者の作業軽減へ】大林組が「パワード・クロージング」開発・Seismic社に出資 | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

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【建設技能労働者の作業軽減へ】大林組が「パワード・クロージング」開発・Seismic社に出資

 大林組は、衣服型の人工筋肉で着用者の負担を軽減する「パワード・クロージング」を開発した米国のアパレル系ベンチャー企業「Seismic Holdings」(カリフォルニア州)に出資し、産業向け製品の開発を加速させる。
 Seismic社は、オープンイノベーションの手法を使った次世代生産システムの構築に向けて大林組が米国・シリコンバレーに開設したサテライトオフィス「シリコンバレー・ベンチャーズ&ラボラトリ」と関係の深いSRIインターナショナルからスピンオフしたスタートアップ企業。
 「パワード・クロージング」は、米国国防高等研究計画局(DARPA)からSRIが受託したプログラムをベースに、ロボット工学・技術をアパレルデザインと融合してSeismic社が開発した。着用者の筋肉・骨格・関節などの動きに連動して伸縮する衣服型の人工筋肉で、脚や腰など適用部位を自由に選択して日常生活で使用できる点が特徴。米国では、12月に一般消費者向け製品として販売する予定。

12月に米国で一般販売するパワード・クロージング

 大林組は、パワード・クロージングが産業界への適用可能性が高いとみて、Seismic社に資本参画し、建設技能労働者の作業軽減を目的とした産業向け製品の開発を加速させる。

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