【イケフェス21が開幕】下旬まで動画コンテンツ公開 11設計事務所のトークセッションも | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

公式ブログ

【イケフェス21が開幕】下旬まで動画コンテンツ公開 11設計事務所のトークセッションも

 大阪の建築の魅力を広く発信する「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪(イケフェス)2021」(実行委員会委員長・橋爪紳也大阪府立大観光産業戦略研究所所長)が10月30日、開幕した。2020年に続き、動画を中心としたバーチャルコンテンツを配信している。主要コンテンツは11月下旬まで公開する予定だ。

セッケイロードトークセッション


 橋爪委員長は「55件の建物紹介から始まったこの取り組みだが、回を重ねるごとにご支援・ご協力の輪が広がり、8回目を迎える今回は150件もの建物が紹介できるに至った。今回もバーチャル開催となったが、ご自宅で新たな建築の魅力を発見してほしい。これから十分準備し、来年はぜひリアルで開催したい」とのメッセージ動画を配信している。

 30日は『水辺の生きた建築』『まちとつながる大阪の建築家たち』『ジャパン・オープンハウスサミット』、31日は『モダン建築の京都と大阪』『クロージング』といった動画ライブ配信を行った。
 また、大阪を代表する建築物のプロモーションビデオを公開。東畑建築事務所は今春オープンした『清林文庫サロン』などの映像コンテンツを配信している。昭和設計は特設サイトを開設し、『昭和設計の日常』や『垂水処理場・新垂水体育館-建築・水工の仕事』などの動画を公開している。
 例年連携イベントを開催する『セッケイロード』では、浦辺設計、日建設計、NTTファシリティーズ、安井建築設計事務所、石本建築事務所、昭和設計、久米設計、ジオ-グラフィック・デザイン・ラボ、佐藤総合計画、日本設計、東畑建築事務所の所員11人が参加するリモートトークセッションの映像を公開している。

 30日と31日には、リアルによるイベントも開催した。日建設計大阪オフィスは、同社プロデュースの木質ユニット「つな木」を展示した。つな木は45mm角の無垢材と接合部材(クランプ)、移動用車輪で構成され、つなぎ方を変えることでブースやデスク、ベンチなどさまざまな用途に活用できる。スギやヒノキなどの国産材利用促進の一環で日建設計の「ウッドラボ」が企画・プロデュースし、三進金属工業が製造販売している。会場では、つな木を実際に制作する市民向けのワークショップも2日間で計4回開かれた。ラチェットを手にした参加者らは楽しそうな表情で組み立てに挑戦していた。

日建設計は「つな木」を展示


 このほか、大阪ガスビルでは同ビルを描いた絵画を展示、ルポンドシエルビル(大林組旧本店)では大林組の歴史を紹介する特別展示を開催、芝川ビルでは屋上テラスを公開した。


【公式ブログ】ほかの記事はこちらから


建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら