【東京都・京王電鉄】京王線連立化で新設7駅デザイン案を公表  区民から意見募集し年度内決定 | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【東京都・京王電鉄】京王線連立化で新設7駅デザイン案を公表  区民から意見募集し年度内決定

 東京都と京王電鉄が計画している京王線(笹塚駅~仙川駅間)連続立体交差化事業が今月、着工する。京王電鉄は区民からの意見を参考に、新しく整備する7駅の駅舎デザイン案を示した。各駅周辺の特徴を生かし、商店街や歴史的建造物と調和するデザインがそろった。11月末まで意見を区で募集し、2018年度下期にも正式決定する。22年度の事業完了を目指し、いよいよ工事が始まる。
 連立事業は、京王線の笹塚駅付近(渋谷区笹塚1丁目)から仙川駅付近(世田谷区給田3丁目)までの約7.2㎞を高架化し、25カ所の踏切を除却する。工事は8工区に分割し施工する。用地取得率は、17年度末で5割強となっている。
 今回着工するのは、第1工区(笹塚駅取り付け部~代田橋駅付近)、第2工区(明大前駅付近)、第6工区(芦花公園駅付近)、第8工区(仙川駅側取り付け部)の4工区で、施工計画が確定した工区から順次着工する。このほかの4工区も19年度以降、協議が整い次第順番に着手する方針だ。
 駅は代田橋、明大前、下高井戸、桜上水、上北沢、芦花公園、千歳烏山の7駅(いずれも世田谷区)を高架化する。八幡山駅付近は高架駅となっている。
 また、複々線化事業も計画している。将来的に笹塚駅~つつじヶ丘駅間約8.3㎞を対象にトンネル構造で増線する計画。踏切解消を優先するため、増線は連立事業完了後の課題とし、順調にいけば26年度末の完成を目指す。
 各工区の施工者は次のとおり。
 ▽1工区=大林組・京王建設JV
 ▽2工区=大成建設・竹中土木JV
 ▽3工区(下高井戸駅付近)=清水建設・三井住友建設JV
 ▽4工区(桜上水駅付近)=鹿島・京王建設・東亜建設工業JV
 ▽5工区(上北沢駅付近)=鴻池組・竹中土木JV
 ▽6工区=東急建設・京王建設・鉄建建設JV
 ▽7工区(千歳烏山駅付近)=安藤ハザマ・淺沼組JV
 ▽8工区=戸田建設・錢高組JV。

代田橋駅


明大前駅


下高井戸駅


桜上水駅


上北沢駅


芦花公園駅


千歳烏山駅

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