ライト工業は10月31日、インドと日本の2国間交流のもと国際協力機構(JICA)が実施する研修会の一環で来日したインドの道路行政担当者を神奈川県厚木市の現場に受け入れ、吹付のり枠による斜面対策工などについて講義した。参加者は、同国における山岳道路の斜面対策に関するガイドラインづくりを進めており、講義・現場見学後、「大変、勉強になった。本国での(ガイドラインづくりという)重要なプロジェクトに必ず生かしたい」と語った。
講義では、日本における災害の現状を説明するとともに、のり面保護工の種類や吹付のり枠工法の基礎知識、施工方法などをライト工業の別府正顕防災技術部技術担当部長が解説した。その後、「フリーフレーム工法」などを施工している現場も視察。参加者は積極的に質問するなど熱心に学んでいた。
視察した現場は、厚木市森の里東土地区画整理組合が発注した「厚木市森の里東土地区画整理事業」で、施行面積約68haを3工区に分け、工業団地などを造成している。施工は戸田建設が担当しており、ライト工業はのり面対策工などの協力会社となっている。