東京電力は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の公募事業として研究調査を進めていた千葉県銚子沖の洋上ウィンドファーム事業について、実現可能性を検証するための海底地盤調査を1日から開始した。2019年1月末までの約3カ月間で、海底ボーリング調査や音波探査を実施する。
こうした経緯を踏まえ今回、銚子市と旭市沖にSEP(自己昇降式台船)を設置して2カ所のボーリングで地盤構造を解明するとともに、サンプリング試料による室内試験で地質性状を調査する。音波探査は、銚子市、旭市、匝瑳市、横芝光町の沖合で実施する。陸上でも、4カ所でボーリング調査とサンプリング試料による室内試験を実施。海上と陸上の調査結果と音波探査の結果で地盤構造を面的に確認する。