【木になる日本の建物】木を使った建築物・今後の展開と期待などについて講演 公共建築協会 | 建設通信新聞Digital

5月4日 土曜日

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【木になる日本の建物】木を使った建築物・今後の展開と期待などについて講演 公共建築協会

 公共建築協会は6日、大阪市の國民會館武藤記念ホールで講演会「木になる日本の建物」を開いた。毎年11月の公共建築月間、同11日の公共建築の日に合わせて開かれる事業の一環で、130人が参加した。
 冒頭、村上幸司近畿地方整備局営繕部長は「真に優れた公共建築を広く一般に関心を持ってもらうために公共建築の日を定めた。現在、国土交通省では農林水産省と共同で『公共建築等における木材の利用の促進に関する法律』など木材の利用促進を目指している」とあいさつした。
 文化財建造物保存技術協会の春日井道彦参事は「特別史跡平城宮跡における大型木造建造物の復原」について講演した。2017年から整備を進めている第1次大極殿院南門の復原について、制震装置の導入により、朱雀門の復原でできなかった奈良時代の架構の再現を目指すとしている。
 このほか、東畑建築事務所の中村文紀フェローデザイン・オフィサーが「木材活用の現在-最近の設計事例より-」、五十田博京大生存圏研究所生活圏構造機能分野教授が「木を使った建築物 日本における今後の展開と期待」と題してそれぞれ講演した。

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