新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が三井物産、東光高岳、駒井ハルテックに委託して、ロシア極東のサハ共和国ティクシ市で建設を進めていた極寒冷地仕様の風力発電機3基が完成し、実証運転を開始した。ディーゼル発電機や蓄電池などを組み合わせて極寒冷地に適した電力系統の安定化を実現するエネルギーマネジメントシステム「ポーラーマイクログリッドシステム」を構築し、2019年12月から本格的に実証する。
今回完成した風力発電システムは、マイナス30度以下での運転が可能な中型(300kW)3基で、ポーラーマイクログリッドシステムの効率的運用によって、ディーゼル燃料の使用量を年間約16%削減できると見込む。