【よりリアルな遠隔操作】建機の傾きや振動もコックピットコントローラーに反映 アステック | 建設通信新聞Digital

4月19日 金曜日

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【よりリアルな遠隔操作】建機の傾きや振動もコックピットコントローラーに反映 アステック

 ソフトバンクグループでロボット・ソフトウェアを手掛けるアスラテック(東京都千代田区、酒谷正人社長)は、カナモトが開発した建設機械遠隔操縦人型ロボット向けの体感型コックピットコントローラーの開発に協力した。建設機械の傾きや振動を伝え、より臨場感のある遠隔操縦を実現する。遠隔操縦により人員の有効活用や作業効率の向上などが見込まれる。

建機の傾きや振動を伝える

 カナモトが開発した「KanaRobo」は油圧ショベルなどの建設機械に搭乗させることで遠隔地から建設機械を操縦できる。これまでKanaRoboの操縦コントローラーには卓上のプロポ型や実際の建機をベースにしたコックピット型などが提供されていたが、利用者からは掘削の感覚や衝撃を感じられるコントローラーへの要望が寄せられていた。
 新たに開発した体感型コックピットコントローラーは建設機械の傾きや振動が運転席に反映され、より臨場感のある遠隔操縦が可能となった。3軸ジャイロセンサーの信号をコントローラーが受け取り、3軸シリンダーで運転席を動かして実際の建設機械の運転席の状況を再現する。

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