鴻池組は、繊維入り強化塗料の帯状塗膜で天井落下を防止する「鴻池CSFP工法」（帯塗くん）のPRを目的としたアニメーション動画を公開する。既存天井の改修について分かりやすく伝え、地震対策に無関心な人にも親近感を持ってもらうとともに、災害への対策意欲が高まることを目指している。
　動画は6分弱で、キャラクター化した「タイトくん」が登場して遊び心を取り入れながら、地震による天井落下による被害の必要性を説き、工法の概要やメリットなどを紹介している。ユーチューブ（https://youtu.be/JSgA7jAYbPQ）で公開中だ。

　工法は既存の天井を解体することなく、2、3日の室内作業で天井補強ができる。従来工法と比べ、短工期で低コストを実現し、見た目も損なわない。既存天井で在来工法による天井を対象とするワイヤタイプとライン型システム天井を対象とするワイヤレスタイプの2タイプを提案している。
　同社と鴻池ビルテクノ、桐井製作所、日本樹脂施工協同組合で構成するCSFP工法協会が共同開発した。昨年11月に日本建築総合試験所から建築技術性能証明を取得した。9月には和洋女子大学（千葉県市川市）の食堂やエントランスホールなどの天井改修工事を施工している。

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