【ダム建設功績者に栄光】日本ダム協会が「第38回ダム建設功績者表彰式」で38人、5団体を表彰 | 建設通信新聞Digital

4月24日 水曜日

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【ダム建設功績者に栄光】日本ダム協会が「第38回ダム建設功績者表彰式」で38人、5団体を表彰

 日本ダム協会(宮本洋一会長)は22日、東京都千代田区のホテルグランドパレスで第38回ダム建設功績者表彰式と第32回ダム工事総括管理技術者の認定証授与式を開いた。ダム建設功績者として38人5団体が表彰され、ダム工事総括管理技術者7人に認定証が授与された。
 冒頭、同協会の田代民治企画委員長は「功績者表彰ではダム建設のために献身的に尽力した方々、長年建設工事に携わり、工事の安全、技術面で努力した方々、ダム周辺整備や環境美化活動などに功績のあった団体を表彰している。豪雨対策として一時に比べるとダムに対する逆風が少し弱まったように感じるが、まだまだ安全・安心確保のために頑張らなければならないと思っている。皆さまのますますのご尽力をお願いしたい」とあいさつした。
 引き続き、表彰選考委員長の山内彪ダム工学会顧問が選考経過を報告し、工藤啓日本ダム協会専務理事が功績者に表彰状を手渡した。
 功績表彰(用地関係)を受賞した今村輝昭熊本県旧長陽村長は受賞者を代表し、「今日まで国民の生命と暮らしを守り、地域を支えてきたダムの計り知れない功績は何より歴史が証明しており、ダムに携わったわれわれが気概と誇りを持って、改めて事業の確実な推進に貢献していきたい」と謝辞を述べた。
 来賓としてあいさつに立った国土交通省水管理・国土保全局治水課の豊口佳之事業監理室長は、「わが国は自然災害に対して極めて脆弱(ぜいじゃく)な国土条件にある。本年も18年7月豪雨などで全国各地に大きな被害が発生した。こうした中、治水施設の整備を行った個所では、浸水被害を大幅に低減する効果を発揮している」と、事前防災対策としてのダム事業の推進などに引き続きの協力を呼びかけた。

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