【神奈川県初のICT土工】1週間で免許取得できるんですか! 小田原城北工高生40人が現場見学 | 建設通信新聞Digital

4月20日 土曜日

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【神奈川県初のICT土工】1週間で免許取得できるんですか! 小田原城北工高生40人が現場見学

神奈川県内初のICT土工現場

 小雀建設(横浜市、小泉和雄代表取締役)は22日、関東地方整備局横浜国道事務所から受注した「厚木秦野道路伊勢原北IC改良(その2)工事」で、学生を対象に「ICT」活用工事の現場見学会を開いた。神奈川県内で初めて「ICT土工」を採用(同事務所発注工事)した現場で、県立小田原城北工業高校の生徒約40人が大型バックホウやブルドーザーの操作など最新の現場を見学・体験した。
 同社は今回、横浜国道事務所の支援、コマツレンタルの協賛を受けて見学会を開いた。横浜国道事務所も未来の担い手となる学生などを対象に、建設業への理解や興味・関心を深めてもらうため、現場の提供や広報・周知など受注者をサポートし、見学会の開催を促進している。2日にも同現場で大学生を対象に見学会を開いた。

実機操作を体験した

 依田安議所長は冒頭、工事概要を説明し、「神奈川県内で最初のICT現場であり、高性能な機械に触れられる、めったにない機会。きょうは短い時間だが楽しく終えたい」とあいさつした。同事務所の事業概要説明、コマツレンタルによるi-Constructionの意味と概要、現場活用方法の説明、ドローンを利用した起工測量とICT土工・建設機械(大型バックホウ、ブルドーザー)の自動化による実演を見学した後、生徒全員が実機を操作した。生徒は質疑で重機の免許取得期間(1週間)、重機の値段、給料などに興味を示していた。
 同工事は厚木秦野道路の排水路整備など。約3000m3の掘削、約860m3の盛土にICT土工を活用している。工事場所は伊勢原市西富岡地先。工期は17年7月25日まで。工事進捗率は約30%と順調に進んでいる。

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