【『トイ・ストーリー』がテーマ】オリエンタルランドが東京ベイNKホール跡地にホテルを新築 | 建設通信新聞Digital

4月26日 金曜日

公式ブログ

【『トイ・ストーリー』がテーマ】オリエンタルランドが東京ベイNKホール跡地にホテルを新築

 オリエンタルランドは、千葉県浦安市の東京ディズニーリゾートのうち東京ベイNKホール跡地に約600室の客室を持つディズニーホテルの新築を決めた。映画『トイ・ストーリー』シリーズをテーマに、外観から中庭に至るまですべておもちゃで作られたようなデザインとする。設計者などは明らかにしていないが、デザインは米ウォルト・ディズニー・イマジニアリングが担当している。2019年の着工、21年度の開業を目指す。総投資額は約315億円。

『トイ・ストーリー』をテーマにデザイン

 規模は地下1階地上11階建て、ホテル棟の延べ床面積は約4万㎡。客室は、すべてスタンダードタイプで統一する。トイ・ストーリーに登場する少年、アンディの部屋を思わせるインテリアとし、カラフルな家具を配置する。付帯施設はレストランなどに限定し、宿泊に特化する。施設はオリエンタルランドが所有し、子会社のミリアルリゾートホテルズが経営・運営する予定だ。
 東京ベイNKホール跡地(浦安市舞浜1-43、46、47)は広さ2万3382㎡。
 同ホールは06年に閉館。所有していた第一生命保険(東京都千代田区)は土地と既存建物の一部を93億1900万円で売却する契約をオリエンタルランドと13年12月に締結。第一生命保険は清水建設に発注してホール地上部の解体工事を16年春に終えている。
 ホール地下部分にあるユーティリティセンターは、隣接するホテル「ヒルトン東京ベイ」に現在もエネルギー供給などをしている。このためオリエンタルランドは、その支障とならないように新たなホテルを建設する考えだ。
 第一生命保険は現在、ヒルトン東京ベイの駐車場で平屋建て2308㎡の立体駐車場を増築工事中(設計施工=清水建設)。19年5月末の完成を目指している。東京ベイNKホール跡地の一部は現在、ヒルトン東京ベイの臨時駐車場に利用されている。

建設通信新聞の見本紙をご希望の方はこちら