【自動運転車両の動きを認識】アークノハラと群馬大学が「路車間協調表示装置」を開発 | 建設通信新聞Digital

4月24日 水曜日

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【自動運転車両の動きを認識】アークノハラと群馬大学が「路車間協調表示装置」を開発

 アークノハラと群馬大学は、3月から取り組んでいる自動運転に関する共同研究で、自動運転車両の動きを周囲の人間に知らせる「路車間協調表示装置」を開発した。自動運転車両と従来の人間が運転する車両の両者が円滑に走行する環境づくりを目的とする。
 見通しが悪い山道、海岸線沿いの道路の離合、見通しの悪い交差点など、自動運転車両が視認しにくい場所で、IoT(モノのインターネット)を活用した表示装置を道路に設置する。装置に自動運転車両がこれからどのような動きをするのか表示することで、歩行者やドライバーなどの道路利用者が自動運転車両の動きを認識、予測しやすくなる。
 また、同装置は道路工事現場など仮設表示機にも追加設置できるため、緊急の工事情報などを自動運転車両に伝えることが可能となる。
 同装置は9日から、東京都、東京観光財団が主催する「三宅島で自動運転車両を活用したモニターツアー」でのテスト設置を予定する。

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