【"次世代の暮らし"を開発】日鉄興和不動産が異業種企業と立ち上げた「コクリバ」とは? | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【“次世代の暮らし”を開発】日鉄興和不動産が異業種企業と立ち上げた「コクリバ」とは?

 日鉄興和不動産は、IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)などのテクノロジーを保有する異業種の企業と共同で“次世代の暮らし”を開発・実装する取り組み「Co-Creation BASE」(コ・クリエイションベース)を立ち上げた。プロジェクト単位で企業と協力し、同社が開発するマンションを実証実験の場として活用してアイデアを具現化する。

略称:コクリバ

 近年、IoTやAIを始めとする先進テクノロジーを使って、暮らしを豊かにする機能やサービスの開発に対するニーズが高まっている。
 コ・クリエイションベースは、先進のテクノロジーやノウハウを保有する協力企業とともに次世代の暮らしのアイデアを具現化する。同社が開発するマンションに実装し、入居者の声を生かして機能・サービスをさらにアップデートする。
 例えば、「時短」をキーワードに開発する分譲マンションであれば、分譲マンション占有部に最新のIoT機器を実装し、入居後に活用状況のデータを取得してその後のアップデートに活用する。
 既に2月にはMONETテクノロジーズと協力し、配車プラットフォームと乗車予約が可能なスマートフォンアプリをマンションの居住者向けに提供する実証実験を始めた。パナソニックとは、東京都練馬区に建設するマンションにスマホアプリから設備機器を一括制御できる「AiSEG2」を導入し、家庭内の設備機器を宅外から制御して時短につなげる使い方を2020年度から検証する。

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