【床材×圧力センサー】凸版印刷が人の位置を検出する「ロケーションフロア」を開発 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【床材×圧力センサー】凸版印刷が人の位置を検出する「ロケーションフロア」を開発

 凸版印刷は、従来展開してきた建装材にセンサーなどのIoT(モノのインターネット)機器を組み合わせて、居住者の見守りや健康管理など社会課題解決に貢献する「トッパンIoT建材」事業に着手する。事業の初弾として、床材と圧力センサーを組み合わせて人の位置検出を可能とする「ロケーションフロア」を開発。12月から不動産事業者、住宅メーカー、医療・介護業界、自治体などに販売する。

「ロケーションフロア」利用イメージ

 ロケーションフロアの位置情報を測定するセンサーは、床材と一体化しており、踏んだ感触も通常の床材と変わらないため、従来の見守りサービスで使われているカメラや赤外線センサーより自然に、ストレスフリーな見守り機能を提供できる。
 また床材は、センサーが踏まれた圧力で自己発電するため、配線や電源を不要とし、通常の床材と同様の施工を可能とした。
 トッパンIoT建材の今後のラインアップは、体組成計を組み込んだ床材により日常生活の中で自然に体重・体脂肪率などの身体情報を取得・管理するツール、ディスプレーと化粧シートを組み合わせて生活情報や地域情報を受信し表示できる壁材などを提案する。IoT建材事業全体の売上目標は、2025年までに100億円とした。
 ロケーションフロアの価格は約25万円(システム構築費など別途見積もり)から。

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