【建築は、知識と技術の結晶】大阪事協が「なにわ建築フェスタ」を開催 児童画展の受賞者を表彰 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【建築は、知識と技術の結晶】大阪事協が「なにわ建築フェスタ」を開催 児童画展の受賞者を表彰

 大阪府建築士事務所協会(戸田和孝会長)は1、2の両日、堺市の市立東文化会館でなにわ建築フェスタ2018を開いた。建築セミナーや住まいのなんでも相談室、子ども向けの工作教室を催したほか、児童画展の受賞者を表彰した。

児童画展の表彰式

 児童画展は、大阪府内の幼稚園や絵画教室を対象とした事業で、35回目となる今回は「えーとこいっぱい みんなのすむまち わたしのおうち」をテーマに設定。約4000点の応募があった。表彰式には戸田会長のほか、竹山修身堺市長、井上久実日本建築家協会近畿支部長らが来賓として出席した。

受賞作品は展示している

 戸田会長は「今回も夢いっぱいの作品が集まった。わたしたち建築士事務所はこれらの作品に勇気をもらい、大阪、日本を元気にしていきたい」とあいさつした。

あいさつする戸田会長

 竹山市長は「皆さんにはこれからも絵を続けていただき、一芸に秀でて堺から世界に羽ばたいてほしい。親御さんには、お子さんとの会話を大事にして感性を育ませてほしい」と祝辞を述べた。
 表彰式では、大阪府知事賞を含む特賞21人、団体賞14団体、特選20人、入選60人、佳作90人に表彰状が贈られた。
 建築セミナーでは、大成建設の出口亮氏が「TSURUMIこどもホスピス」について、坂本昭・設計工房CASAの坂本昭氏が「太子町新庁舎・太子の環」について、昭和設計の久家一哲氏が「太陽の塔 内部再生プロジェクト」について、作品・事業を説明。神家昭雄建築研究室の神家昭雄氏は「時間を紡ぐ家」をテーマに講演した。
 また、2日に基調講演した戸田会長は「建築とは、知識と技術の結晶であり、生活の器であり、芸術、物語、心理学、挑戦・挑発、憧れを目指すもの。さまざまな要素が複雑に絡み合うからこそ面白さが生まれてくる」と話した。

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