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【第4回瀬戸内海文明圏建築シンポジウム】テーマ「瀬戸内ニューライフスタイル」で「これからの建築」を語り合う

最終更新 | 2018/12/05 15:24

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 建築の歴史や意匠の素晴らしさと新たな地域性創造につながる「これからの建築」を語り合う場として、2015年から瀬戸内海に面する地域を巡回して開催している「瀬戸内海文明圏建築シンポジウム」(主催・瀬戸内海文明圏『これからの建築と新たな地域性』創造研究会、後援・総合資格学院)。11月25日に神戸市の神戸大出光ホールで開かれた第4回シンポジウム「瀬戸内ニューライフスタイル」で基調講演した建築家・伊東豊雄氏は「建築によって希薄になった人と自然の関係をどう回復させるかだ」と問題提起した。
 伊東氏はまず、食堂の内観設計を担当した世界遺産・薬師寺(奈良市)の白鳳伽藍復興プロジェクトについて説明し「田渕俊夫さんが手掛けた壁画には、遣唐使が中国からさまざまな文化を藤原京に持ち帰る様子が描かれている。遣唐使は下関から瀬戸内海に入り、大坂に帰ってきた。文化の伝来が瀬戸内海を通じて行われた」と述べ、「瀬戸内には人口100万人前後の都市が集中している。非常に住みよいスケールで、災害も少ない。人間が暮らすのにもっとも適したエリアではないか」と力説した。

伊東氏

 続けて「戦後、瀬戸内の都市に多くの優れた建築物が建てられた」と話し、丹下健三の広島平和記念資料館(広島市)や香川県庁舎(高松市)、長谷川逸子氏の徳丸小児科(松山市)、松山・桑原の住宅(同)、村上徹氏の阿品の家(広島県廿日市市)などを紹介。「丹下さんは『私の素朴な機能主義の建築観は、この広島の体験によって大きく揺さぶられた』と言っている。同じように並べるのはおこがましいが、わたしも東日本大震災で津波被害を受けた三陸海岸を見ながら、同じようなことを考えた」と振り返った。
 また、「わたしが初めて瀬戸内で手掛けたのが松山ITM本社ビル(松山市)。長谷川さんの作品群に指をくわえていたころ、一六タルトで有名な玉置泰さんに声を掛けていただいたものだ」と話し、「瀬戸内に通うきっかけとなった」という今治市伊東豊雄建築ミュージアム(愛媛県今治市)や、それが建つ大三島の活性化に向けた取り組みを紹介。「大山祇神社が大三島の中心的存在なのだが、しまなみ街道ができてから、参道は寂れてしまった。活動のかいがあって、いまでは少しずつ移住者が増え、活気が戻りつつある。決して観光地にしたいわけではない。瀬戸内ならではのライフスタイルを模索している」と思いを語った。
 さらに、「わたしは昔から渋谷に縁があるが、いまではずいぶん様変わりしてしまった。これからも多くの超高層ビルが建つらしい。高層化すればするほど自然と人との関係、人と人との関係が絶たれてしまう。現代の建築に課せられたテーマは、自然と人との関係をどうやって回復させるか。震災以降、『みんなの家』を通じてそんなことを考えているが、少しずつ前進しているように思う」と話した。
 最後に「2019年は直島で精力的に活動されている安藤忠雄さんにも声を掛けて『瀬戸内建築会議』を開きたい。若い人たちに集まってもらい、盛大に開催したい」と構想を語った。
 シンポジウムでは、日本建築学会会長を務める古谷誠章早大教授、槻橋修神戸大准教授、坂東幸輔京都市立芸術大講師が講演した。

古谷氏

 古谷教授は「住まうこと、暮らすこと-四国から見た瀬戸内、本州から見た瀬戸内」をテーマに、広島県にある近畿大工学部で講師・助教授を務めていたころのエピソードを話し「広島には、東京にない豊かさや穏やかさがあった。四国では自然環境との共生の姿勢に驚かされることが多かった」と述べた。
 また、中国・四国地方での作品、主導した小豆島や島根県雲南市の活性化プロジェクトなどを紹介し、「そこに住んでいる人たち、特に子どもたちといかにプロセスを共有するかが重要。そして、地元の人が楽しんで活性化に取り組めるプログラムであることが大事だ」と話した。

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