ヤオコーの新サポートセンター(新本社)が埼玉県川越市に竣工し、今月3日から業務を開始した。設計を伊東豊雄氏(伊東豊雄建築設計事務所)が担当した。3階建ての低層で、「光庭」やテラスを設けて自然の光や風を感じられる快適で健康を考えたオフィス空間となっている。コミュニケーションの円滑化を目指してワンフロアに各部が集約され、効率化も追求した。川野澄人社長は「フロアのどこにいても顔が見える執務環境になり、意思決定も早くなると思っている」と述べる。
執務スペースはワンフロア集約のフリーアドレス。フロア全体を見通せる明るく風通しの良い空間で、川野社長が話すように、部門横断的なコミュニケーションの円滑化が図られ、迅速な意思決定を目指す。
建物は62×62m角の大平面としたことで3階建ての低層に抑え、内部に自然光を取り込む大小2つの光庭、自然換気が可能な窓を多く設けて健康的なオフィス空間となっている。光庭は多様な植栽、自然光、風、雨など自然の移ろいを感じられる。
規模は、RC・PC床・S造地下1階地上3階建て延べ1万4244㎡。施工を清水建設、PMをイトーキが担当した。
同センターによって長期目標の500店舗、売上高1兆円に向けて、働き方改革を実現するとしている。