【リアルタイムで動作情報を再現】H2Lの「BodySharing技術」×ドコモ5Gで遠隔地にいる人の動きを体験 | 建設通信新聞Digital

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【リアルタイムで動作情報を再現】H2Lの「BodySharing技術」×ドコモ5Gで遠隔地にいる人の動きを体験

 NTTドコモは9日、他人の体験やVR(仮想現実)・AR(拡張現実)空間の体験を体に伝えられる「BodySharing技術」を保有するH2L(東京都江東区、岩崎健一郎代表)と、5G(第5世代移動通信システム)との連携によって新サービスを生み出す取り組みを始めることで合意した。H2Lの技術を「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」のパートナー企業・団体に提供して、新サービスの創出を目指す。
 「BodySharing技術」は、筋変位センサーを使って手や腕などの身体情報をコンピューターと相互伝達することで、人やロボット、VR・ARのキャラクターに体の動きを伝えられる独自の触感提示技術。5Gと組み合わせれば、遠隔地にいる人の手の動きなどをリアルタイムで体験できるといった活用が期待できる。
 NTTドコモの「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」は、さまざまな分野の2000超の会員企業・団体に5Gの技術や仕様の情報、意見交換の場などを提供している。2018年2月から開始した。今回、BodySharing技術をパートナー企業・団体に提供して、アイデア、サービス、技術とのマッチングによる新サービス創出を目指す。H2Lと共同で、新アイデア創出イベント(アイデアソン)と開発競争イベント(ハッカソン)も開催する。H2Lが開発した光学式筋変位センサー内蔵コントローラーによって、手の動きでVR空間を操作できるVRデバイス「FirstVR」をパートナーに無償で貸し出すプログラムも開始する。

FirstVRのコントローラーとゴーグル

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