【三洋工業】ブロック塀の代替に! アルミ製防災対策フェンスを発売 | 建設通信新聞Digital

5月17日 金曜日

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【三洋工業】ブロック塀の代替に! アルミ製防災対策フェンスを発売

 三洋工業は、アルミ製防災対策フェンス「セーフフェンス」を発売した。耐候性に優れ軽量かつ耐風性を持つ製品で、安全上問題のあるブロック塀の代用品として目隠し性能を確保しながら安全性能も確保している。高さは1200mm、1500mm、1750mm、2000mm、2500mmの5種類で、現建築基準法のブロック塀最大設置高さの2200mmよりも高いものまで選べる。初年度の販売予測は5000mを見込む。
 同製品は耐震性に加え、基準風速秒速38m、風圧力1㎡当たり1454ニュートンの試験に適合する耐風圧性能も有している。また、支柱とパネルにアルミ押出形材を採用したことで、重量は1㎡当たり約15㎞とコンクリート製のブロック塀のおよそ15分の1まで抑えている。パネルはガラリ形状となっており、適度に通気を確保しつつ正面や斜めからの視線を遮ることができる。
 新製品発表会で武田眞吾取締役生産統括部長兼開発担当は、「昨今、ブロック塀の倒壊事故が報道されている。当社としては安全なフェンスを提案できないかと考え、本製品の発表にまで至った。これまでのアルミ製品のノウハウや耐震天井で培った技術を投入し、安全にこだわった製品として開発した」と語った。塩川明執行役員開発統括部長兼技術研究所長は、「実大加振試験や耐風圧試験など、さまざまな試験で裏付けられた製品設計が特長だ」と述べた。

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