【土木学会】「橋梁保全シンポジウム」でインフラメンテ情報を発信 参加者300人が最新動向を学ぶ | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【土木学会】「橋梁保全シンポジウム」でインフラメンテ情報を発信 参加者300人が最新動向を学ぶ

 土木学会東北支部(田中仁支部長)は1月30日、仙台市内の仙台国際センターで第10回「東北地方の橋梁保全に関するシンポジウム」を開いた。約300人が参加し、インフラメンテナンスの最新動向を学ぶとともに、同シンポ10年の歩みを振り返った。
 この日は、東北地方整備局道路部の松井幸男道路保全企画官が道路メンテナンス会議、同企画部の亀井督悦技術管理課長はi-Constructionに関してそれぞれの取り組み状況を説明。インフラメンテナンス国民会議の東北フォーラムリーダーを務める石川雅美東北学院大教授は、2018年8月に設立した同フォーラムの概要を紹介するとともに、会員企業と行政機関が活用できる「技術資料データベース・スレッド」を年内に立ち上げる考えを示した。
 また、東北大インフラ・マネジメント研究センターの久田真センター長らが、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の成果や取り組み状況を報告した。さらに久田氏は、10年1月14日に開催した第1回シンポジウムからこれまでの歩みを振り返り、東日本大震災や笹子トンネル天井板崩落事故などが発生したことで、インフラメンテナンスを取り巻く環境が大きく変わったことを説明。その上で「橋梁だけでなく、インフラ全体のメンテナンスやi-Conなどを含めた情報発信の場としてシンポジウムを継続させたい」と語った。

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