【土木学会】米国土木学会と国際シンポジウム開催 インフラレジリエンスの展望を共有 | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

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【土木学会】米国土木学会と国際シンポジウム開催 インフラレジリエンスの展望を共有

 土木学会(小林潔司会長)は22日、東京都新宿区の同学会講堂で米国土木学会(ASCE)と「第1回インフラレジリエンスに関する国際シンポジウム」を開いた。23日まで開くシンポジウムでは会長特別プロジェクトとして立ち上げたASCEとの共同研究グループのメンバーなどを招き、インフラレジリエンスに関する取り組みの成果と今後の展望などを共有する。
 シンポジウムの冒頭、小林会長は、「この数年、災害から多くを学んだ。プロジェクトの目的は、インフラレジリエンスの評価基準を共同でつくること。シンポジウムでレジリエンスのアイデアを共有していきたい」をあいさつした。
 会長特別プロジェクトでは、インフラレジリエンスの概念的枠組みの構築とレジリエンスの改善につながる多岐にわたる施策間の適切な調整を可能にする政策評価方法の開発を目指している。
 22日には、メリーランド大のビラール・アユーブ教授、小林会長、ロサンゼルス市の水道関係エンジニアであるクレイグ・デイビス氏による3つの基調講演のほか、「地震と構造物」「洪水と土砂災害」「システムのレジリエンスと経済影響」をテーマとしたセッションを実施した。
 23日には、「災害対応ガバナンスと回復能力」のセッションのほか、パネルディスカッションを実施する。

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