【地域創生】倉本聰氏が基調講演 白馬村100年の景観を考えるシンポジウム | 建設通信新聞Digital

4月19日 金曜日

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【地域創生】倉本聰氏が基調講演 白馬村100年の景観を考えるシンポジウム

 NPO法人美し国づくり協会と長野県白馬村、村の経営者や自治体職員、住民などで構成する「百馬力」は28日、同村のウイング21で「“地域創生”シンポジウム白馬村100年の景観を考える」を開いた。地元住民ら約300人が脚本家・倉本聰氏の基調講演などに耳を傾けた。
 シンポジウムの冒頭、下川正剛村長は「白馬村は世界でも名だたる観光地になってきた。景観と開発は永遠の課題だ。景観は村の財産であり、シンポジウムを景観について考える新しい契機として、次代に向かって取り組んでいきたい」とあいさつした。
 基調講演では、倉本氏が「ふるさとを創る」をテーマに、俳優・脚本家育成のために北海道・富良野で開いている「富良野塾」の体験談などを話した。美し国づくり協会の理事長を務める進士五十八福井県立大学長は「『地域らしさ』の意義と方法」と題し、景観を考える上で基本となる考え方を解説した。
 「一人ひとりが今日からできること」と題したパネルディスカッションでは、百馬力の太幡英亮名古屋大准教授をモデレーターに、進士理事長、小倉善明日本建築家協会元会長、百馬力の参加者で地元建設会社の建築士・原田綾氏、吉田久夫白馬村総務課長が、村の景観形成基準の課題や今後の駅前・街中のあり方などについて議論した。

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