【女子高生に魅力発信】女性技術者が交流会で入職呼掛け 兵建協 | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

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【女子高生に魅力発信】女性技術者が交流会で入職呼掛け 兵建協

工業高校などから32人が参加


 兵庫県建設業協会は14日、神戸市の神戸商工会議所で「女子高校生と女性技術者との交流会2021」を開いた。建設業界で活躍する土木技術者女性の会のメンバーや同協会会員企業の女性社員が、参加した32人の女子高校生にものづくりの魅力を伝えるとともに、建設業界への入職を呼び掛けた。

 この交流会は、兵庫県内の各工業高等学校などの協力を得て毎年実施(昨年はコロナ禍により中止)しているもので、今回は兵庫県立兵庫工業高校から12人、同尼崎工業高校から14人、同東播工業高校から2人、神戸市立科学技術高校から4人の計32人が参加した。

 基調講演では、土木技術者女性の会の深瀬尚子西日本支部長(西日本旅客鉄道うめきた工事所副所長)が、同会の活動内容などを紹介した後、自身が土木技術者の道に進んだ経緯や西日本旅客鉄道での仕事内容や感じたことなどを語った。

 建設業の魅力として、「ものづくりができる、つくったものが後世まで残る、新設なら地図に残る仕事になる」ことを挙げ、「一人ではできない仕事なので、各自の得意分野で活躍でき、みんなでやり遂げた時の感動は大きい」とも述べた。

 また、「インフラを利用する人の男女比はほぼ半々。使う側が半々なら造る側も半々であるべき」と建設業に女性がかかわる意義を述べ、女性が働きやすい労働環境づくりの必要性も指摘した。

 続いて、土木技術者女性の会から深瀬支部長、北村朋恵さん、高木美香さん、兵庫県建設業協会から田中佳世子さん、井奥彩華さんが自身の携わっている仕事などを紹介。「すでに工業高校を選択している皆さんのような志の高い女性と一緒に働きたい。ぜひ建設業界に進んでほしい」と呼び掛けた。


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