【受発注者連携】兵庫県、建協ら ケーブルクレーンの運転技術者確保へ 20年秋までに実務講習実施 | 建設通信新聞Digital

4月19日 金曜日

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【受発注者連携】兵庫県、建協ら ケーブルクレーンの運転技術者確保へ 20年秋までに実務講習実施

 砂防堰堤や治山ダムの築造工事に欠かせないケーブルクレーンの運転技術者確保に向け、兵庫県と兵庫県建設業協会(兵建協)、近畿地方整備局六甲砂防事務所の3者が、近畿建設技能研修協会に対し実務講習の開設を求め要望した。
 13日に伊藤仁志兵庫県技監と田中秀基六甲砂防事務所長らが神戸市にある兵庫建設会館を訪れ、近畿建設技能研修協会の依藤庸正専務理事と、同協会の会長でもある川嶋実兵建協会長に要望書を手渡した。
 兵庫県県土整備部によると2018年度に県や六甲砂防事務所が発注した砂防堰堤工事の入札不調の背景に、ケーブルクレーン運転技術者の不足が一因となっていたことが判明。兵建協会員企業にアンケートした結果、実務講習の実施を求める声が多かったことから、受発注者連携による実務講習を目指すことになった。「ケーブルクレーンに特化した講習は全国的にも珍しい」(同部)という。
 今後は講習が可能な現場の選定など協議を進め、ことし秋までに実施したい考えだ。
 
 
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