【震災復興に尽力!】東急建設ら共同制作 復旧工事ドキュメント上映会で土木技術者の活躍を発信 | 建設通信新聞Digital

5月2日 木曜日

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【震災復興に尽力!】東急建設ら共同制作 復旧工事ドキュメント上映会で土木技術者の活躍を発信

 東急建設は1日、東京都渋谷区の渋谷ストリームホールで三陸鉄道北リアス線震災復旧工事ドキュメント「復興の道しるべ」上映会を開いた。約380人が参加した。東日本大震災で甚大な被害を受けた三陸鉄道北リアス線の復旧工事に携わった土木技術者の姿を描いたドキュメント映像で、同社と鉄道建設・運輸施設整備支援機構、鉄道総合技術研究所が共同で制作した。
 東急建設は、東日本大震災で被害を受けた 「三陸鉄道北リアス線」災害復旧工事のうち、小本~田野畑間10.48㎞を小山組とのJVで担当した。
 映像制作の背景について、同社は「震災復興に尽力した土木技術者の姿を通じて業界や土木技術者の社会的意義・魅力を訴求し、広く建設分野の志望者を増やす」「現在建設分野に従事している関係者や家族に見てもらい、やりがい・魅力を再認識してもらう」などを目的として挙げる。
 上映会に当たって、監督を務めた東急建設の渋沢重彦執行役員国際事業部長(当時は土木本部担当部長)は「東日本大震災という深い悲しみの中で、被災した三陸鉄道を復興するために立ち上がった土木技術者たちに光を当てた作品だ。困難に遭遇し、克服していく土木技術者たちの姿を広く一般市民にも知ってもらうためにこの映画を制作した」と語った。
 また、来賓としてあいさつした三陸鉄道の望月正彦元社長は、「被災1カ月後に、被害の大きさや工事の難易度に応じて段階的に3年度で復旧させる計画を立てた。復旧工事が計画どおり3年間で進んだのは、技術者の工夫や努力によるところが非常に大きい」と謝辞を述べた。
 今後、この映像は学校やセミナーなどでの上映を予定しているほか、渋沢執行役員は「東北地方を訪ねて出来上がったものを見てもらいたい」と話した。

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