日本工営は、インドネシアのガジャマダ大学と相互協力にかかわるMOU(合意書)を締結した。これまでも同大とは水資源管理、防災、交通・都市開発事業などで技術・人材交流を進めており、今回のMOU締結により、同国で頻発する自然災害や交通渋滞などの都市・環境問題の課題解決に向け、さらなる協力を推進していく。同社が海外学術研究機関とMOUを締結するのは今回で13件目となる。
日本工営は59年に東ジャワ州の排水事業に参画して以来、ことしで同国での活動は60周年を迎える。東ジャワ州のブランタス河流域開発、北スマトラ州のアサハン事業など国家的事業を含む水資源開発、エネルギー・電力開発、交通、都市開発、農業、防災、環境分野など幅広く案件を実施してきた。
近年、スンダ海峡津波、スラウェシ島地震と津波、ロン僕島津波、ジャカルタ首都圏の洪水、バリ島での火山活動など災害が頻発しているほか、人口増加と経済成長に伴い、交通渋滞などの都市・環境問題を抱えており、これらの課題解決に共同で取り組む。