【IBMのIoT】ミツフジらとコラボレーション 作業員の安全管理基盤強化を目指す | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【IBMのIoT】ミツフジらとコラボレーション 作業員の安全管理基盤強化を目指す

 IBMは、ミツフジ(東京都千代田区、三寺歩社長)、Garmin Health、Guardhat、SmartConeと協力し、建設現場などで働く作業者の安全管理基盤の強化に乗り出す。各社のウェアラブルシャツやスマートデバイス、環境センサーから即時に取得した生体データや環境データをIBMのIoT(モノのインターネット)ソリューションで監視し、作業者を取り巻く潜在的な危険を特定。問題発生時や環境変化への迅速な対応を支援する。
 IBMのIoTソリューション「IBM Maximo Worker Insights」は、心拍などの生体データと位置情報、湿度、温度、騒音、有毒ガスといった環境データを分析し、業務担当者の健康管理を支援する仕組みを提供している。
 協業する企業のうち、ミツフジはシャツ型ウェアラブルIoT製品「hamon」で着用者の生体データを収集。それらをIBM Maximo Worker Insightsで分析することで、活動過多などの際に休憩や場所変更を促すアラートをスマートデバイスに送信する。
 今回の協業による安全管理基盤の強化で、作業員は環境の安全性を確認できる。企業にとっては潜在的な危険を特定し、対応できるため、職場の安全性の確保につながる。
 IBM Watson IoTのカリーム・ユースフゼネラル・マネージャーは「作業者の安全性の確保は、すべての企業にとって重大な優先課題であり、このコラボレーションは、企業の職場での危険要因の特定と排除の方法を劇的に改善する上で、大きなマイルストーンとなる」と述べた。
 ミツフジの三寺社長は「IBMや顧客と協力して、hamonソリューションをさらに発展させることに非常に期待している」とコメントしている。

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