京都建築学生之会(松本大地代表)は23日から25日にかけて、京都市の京都市勧業館みやこめっせで、合同建築卒業設計展「Diploma×KYOTO’19」(特別協賛・総合資格)を開催した。28回目の今回は関西の17大学から112人が参加した。
23日と24日は建築家やランドスケープデザイナーらが審査員を務め、公開プレゼンテーションや質疑応答の末、優秀作品を選出した。25日には学生による審査会も行った。
23日は、第1位は該当者なしで、川島裕弘さん(大阪工業大)の「都市の生態系-境界線を操作する」と野田明日香さん(同)の「水管橋の道」の2作品を第2位に選定し、優秀賞として表彰した。24日は福本純也さん(同)の「漫才建築-ボケとツッコミによる普遍的コードの解体」が第1位に輝いた。
23日の講評会では、竹原義二氏(無有建築工房)が審査員長、西沢立衛氏(西沢立衛建築設計事務所)、前田圭介氏(UID)、田根剛氏(Atelier Tsuyoshi Tane Architects)、小室舞氏(KOMPAS)が審査員を担当。森史行さん(近畿大)の「窯変する風景」を第3位に選出した。
24日は、門脇耕三氏(アソシエイツ パートナー)が審査員長、石川初慶應義塾大大学院教授、中谷礼仁早稲田大教授、長坂常氏(スキーマ建築計画)、満田衛資氏(満田衛資構造計画研究所)が審査員を務め、第2位に影山巽基さん(近畿大)の「再生ト復帰 医療ト社会 治療ト自立」、第3位に志波雛乃さん(京都造形芸術大)の「未来のレシピをかく。」を選んだ。