【京都建築学生之会】合同建築卒業設計展に21大学、123人が参加 田邊さん(立命館大)らが受賞 | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

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【京都建築学生之会】合同建築卒業設計展に21大学、123人が参加 田邊さん(立命館大)らが受賞

 京都建築学生之会(柴生夏帆代表)は22日から24日にかけて、京都市の京都市勧業館みやこめっせで、合同建築卒業設計展「Diploma×KYOTO’ 20」(特別協賛・総合資格学院)を開催した。29回目の今回は関西の21大学から123人が参加した。
 22日と23日は建築家らが審査員を務め、公開プレゼンテーションや質疑応答の末、第1-3位を選出した。24日にはポスターセッションや審査員と学生によるグループディスカッションも行った。
 22日は田邊勇樹さん(立命館大)の「醸ス六塔」、23日は幡野遥さん(同)の「土の記憶-陶の生業から生まれる信楽の景観デザイン」がそれぞれ第1位に輝いた。24日は審査員ごとに賞を与えた。

田邊さんの「醸ス六塔」

 22日は内藤廣東大名誉教授、猪熊純氏(成瀬・猪熊建築設計事務所)、羽鳥達也氏(日建設計)、大平滋彦氏(竹中工務店)、島田陽氏(タトアーキテクツ/島田陽建築設計事務所)が審査を務めた。
 第2位には湯川絵実さん(京都大)の「ツカノマド的家族」、第3位には鈴木滉一さん(神戸大)の「解体の創るイエ」を選出した。
 第1位の田邊さんは「評価していただいてうれしい。将来は組織事務所に入って活躍したい」と喜びを語った。

田邊さん

 23日はヨコミゾマコト東京芸術大教授、ランドスケープデザイナーの忽那裕樹氏、饗庭伸首都大学東京教授、倉方俊輔大阪市立大准教授、金田充弘東京芸術大准教授が審査員を務めた。
 第2位には濱田優人さん(大阪市立大)の「奥大野集落都市転移計画」、第3位には山田泰輔(大阪工業大)の「巣喰う街の観察日記」を選出した。
 24日は岸本千佳氏(アッドスパイス)、竹鼻良文氏(クレイジータンク)、仲佐猛氏(仲佐写真事務所)、YUGO・氏(digmeout)、アーティストの小川貴一郎氏、橋口新一郎氏(橋口建築研究所)が審査員を務めた。
 それぞれ審査員賞を選出し、岸本賞は金沢美怜さん(近畿大)の「転置する都市生活-百尺ビル再編による北船場らしい職住一体のあり方の提案」、竹鼻賞は白坂奈緒子さん(京都造形芸術大)の「緒-TSUGU」、仲佐賞は藤井郷さん(神戸大)の「巡歴-百舌鳥古墳群を紡ぐ交流拠点の提案」、YUGO・賞は梅原拓海さん(京都橘大)の「HERO’s JOURNEY-12のシネマプロットを巡る建築」、小川賞は呉羽玲さん(大阪大)の「八方美人な建築」、橋口賞は廣門晴人さん(摂南大)の「遺と構」が選ばれた。
 
 
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