建築史家で建築家としても活躍する藤森照信氏の多様にして独創的な建築活動の全容に迫る展覧会「藤森照信展-自然を生かした建築と路上観察」が、水戸市の水戸芸術館で11日に開幕した。
近代建築史・都市史研究の第一人者であり、「建築探偵」としても知られる藤森氏が初めて建築設計を手がけたのは1991年、45歳のときだ。会場では、そのデビュー作「神長官守矢史料館」から近作の「多治見市モザイクタイルミュージアム」や老舗和菓子製造販売・たねやグループの「ラ コリーナ近江八幡」まで、この25年の間に取り組んできた主な建築作品を写真やスケッチ、模型などで紹介している。
モザイクタイルやコケなどを使ったオブジェや、これまで手がけた建築の壁や屋根などの素材見本、実際に座ることもできるいすなどの家具、さらに銅板張りの動く茶室「せん茶」なども展示されており、自然素材や植物、人の手による仕上げなど、近代以降に排除されてきたものをいかに現代建築に取り戻していくか、という「フジモリケンチク」を丸ごと体感できる場となっている。
会期は5月14日まで。会期中は、せん茶での茶会や藤森氏の講演会、水戸路上観察街なか展示などの関連イベントも数多く開催される。
近代建築史・都市史研究の第一人者であり、「建築探偵」としても知られる藤森氏が初めて建築設計を手がけたのは1991年、45歳のときだ。会場では、そのデビュー作「神長官守矢史料館」から近作の「多治見市モザイクタイルミュージアム」や老舗和菓子製造販売・たねやグループの「ラ コリーナ近江八幡」まで、この25年の間に取り組んできた主な建築作品を写真やスケッチ、模型などで紹介している。
モザイクタイルやコケなどを使ったオブジェや、これまで手がけた建築の壁や屋根などの素材見本、実際に座ることもできるいすなどの家具、さらに銅板張りの動く茶室「せん茶」なども展示されており、自然素材や植物、人の手による仕上げなど、近代以降に排除されてきたものをいかに現代建築に取り戻していくか、という「フジモリケンチク」を丸ごと体感できる場となっている。
会期は5月14日まで。会期中は、せん茶での茶会や藤森氏の講演会、水戸路上観察街なか展示などの関連イベントも数多く開催される。