フジタ大阪支店(新谷恭英執行役員支店長)は14日、大阪市の同支店内で2018年度VE発表会を開いた。支店管轄の社員と、協力会の藤興会から合わせて115人が参加した。
新谷支店長は「VEはコスト・業務改善・プレゼン能力の向上といろいろなことに役立ち、当社が伝統的に大事にしているもの。考える癖をつけることが大事で、ノーアイデアでは何も生まれてこない。アイデアを張りめぐらせることを、日々の仕事の中で意識し取り組んでもらいたい」とあいさつした。
この日は10人が発表。好事例発表には質問が集中するなど会場は熱気に包まれ、発表会であると同時に情報共有の場としても盛り上がりを見せた。
審査の結果、最優秀賞は鈴木純也氏(住宅営業部)の「定期借地マンション特命受注に向けたVE提案」に決定。優秀賞には、宮本正典氏(彩都造成)の「流末排水路の改善」、堀文氏(設計部・構造)の「建物計画の見直しによる既存杭撤去費用の削減」の2点が選ばれた。また特別賞として、矢端幸一氏(三建設備工業・藤興会設備部会)の「品質事故の削減と省力化の検討」が選ばれた。
そのほかの賞は次のとおり(敬称略)。
〈努力賞〉
▽美濃山東・渡邉恭大=補強土壁工の工法変更による施工性向上。
▽阪急東天満M・伊藤佑樹=付属棟先行施工による切梁範囲の縮小。
〈参加賞〉
▽設計部(意匠)・板坂圭祐=意匠構造設備連携による地下躯体削減への取り組み▽設備部・白樫喬介=厨房換気の見直し。
▽総務部・閑田佳苗=やりすぎ業務・ローカルルールの見直し活動。
▽日生松原II・手島雅浩=揚重機の見直しによる作業性の向上。