【お茶の水女子大】留学生プラザ完成 設計は隈研吾氏 「すべての機能を立体的につないだ空間」 | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【お茶の水女子大】留学生プラザ完成 設計は隈研吾氏 「すべての機能を立体的につないだ空間」

 お茶の水女子大学(東京都文京区、室伏きみ子学長)が、国境を越えた教育・研究活動と交流の拠点として整備した「国際交流留学生プラザ/Hisao&Hiroko TAKI PLAZA」が完成し、28日に竣工記念式典が開かれた。設計は隈研吾建築都市設計事務所が担当。清水建設が施工した。

日比野氏の作品の除幕式も行われた

 規模はS造4階建て延べ2335㎡。1階は大学インフォメーションセンター、国際交流室、カフェ、2階は多目的ホール、3階はセミナー室、4階は宿泊施設となるほか、大学と付属校園卒業生との連携を図る同窓生コモンズなどを設ける。事業費は、滝久雄ぐるなび会長と妻の裕子氏を始め、同窓生からの寄付金で整備した。
 竣工式では、室伏学長がさまざまな活動や情報交換の場として積極的に活用されることを期待している」とあいさつ。「留学生を徹底的に大切にしよう」と提唱する滝氏は、「国籍も言葉も年齢も超えた交流に役立ててほしい」と語った。「靄や霞のような優しい自然の移ろいをモチーフにした」という隈氏は、「自由で開放的な空間を目標に建物中心に大きな吹き抜けを設けて、すべての機能を立体的につないだ」と設計コンセプトを紹介した。

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